日本IBMは2011年12月16日に、Windows Serverに対応したメインフレーム「IBM zEnterprise System」の出荷を開始する。同社のメインフレームは2010年夏に発表したモデルから、従来型のメインフレームとx86ベースのブレードサーバーとのハイブリッド構成になっている。Windows Serverは、このブレードサーバー上で稼働する。

 対応するWindows Serverのバージョンは、「Windows Server 2008 R2 for Datacenter」。メインフレーム上のデータを、Windows Server上で稼働するアプリケーションでも利用するようなユーザー企業をターゲットに、メインフレームのWindows Server対応を行った。

 IBM zEnterprise Systemはこれまでも、メインフレーム用OSである「z/OS」だけでなく、「AIX」や「Linux」にも対応していた。これにWindows Serverが加わることで、エンタープライズ用のサーバーOSのほとんどをカバーできるようになった。