NTT東西地域会社は、FTTHサービス「フレッツ光」の販売促進を目的に、オプションで提供している各種端末のリニューアルや新サービスを提供する。2011年11月9日に実施した2011年度第2四半期決算説明会で明らかにした。
NTT東日本は、フレッツ光回線ユーザー向けに提供しているタブレット端末「光iフレーム」と、モバイルルーター「光ポータブル」の新モデルを投入する。新端末となる「光iフレーム2」は、前モデルと比較して高性能化したほか、生活防水機能やカメラ、マイクを搭載する。2011年12月に提供予定である。新型の「光ポータブル」はIEEE802.11nに対応し、2011年11月に提供予定である。
NTT東日本はSOHOや中小企業向けの回線販売も強化する。ぐるなびと協業し、東日本で約25万店舗あるぐるなび掲載店舗への公衆無線LAN基地局の導入を推進する。また、ネット通販「ぐるなび食市場」の購入代金をフレッツ光の利用料金と合算請求するサービスなども提供する予定である。
NTT西日本は、NTT東日本が2011年6月から提供している2段階定額メニューの「フレッツ光 ライト」を2012年1月から提供する。月額利用料金は、1段階目2800円~最大5600円と、NTT東日本よりも低く設定している。このほか、複数のタブレット端末で家族のスケジュールや写真アルバムを共有できる会員制サービスや、ユーザーのパソコンを購入5年後まで修理する保証サービス、自宅の無線LANエリア内であればスマートフォンからひかり電話を利用できるアプリの提供など、サービス強化も併せて行う方針である。