写真●日本HP テクノロジーコンサルティング統括本部 IT戦略コンサルティング部の庄野雅司部長
写真●日本HP テクノロジーコンサルティング統括本部 IT戦略コンサルティング部の庄野雅司部長
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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2011年11月9日、企業合併後のIT最適化を支援するコンサルティングサービス「HP IT変革アドバイザリーサービス」を発表した。米HPが米Compaq ComputerやElectronic Data Systems(EDS)などと合併した際に実施したIT変革のノウハウを、サービスメニュー化して提供する。

 HP IT変革アドバイザリーサービスでは、下記のメニューを、勉強会やワークショップ、専任のコンサルタントによるアセスメントを通じて提供する。

 提供するメニューは、(1)IT戦略の立案やIT変革のロードマップ策定を支援する「IT戦略&構想策定」、(2)合併に伴うデータセンターの統合や運用最適化のアーキクチャを策定する「クラウド&データセンターインフラストラクチャ」、(3)在宅勤務など新しいワークスタイルを実現するための技術情報の提供、ビジネスインパクトの試算などを行う「バーチャルワークプレース」、(4)企業全体のネットワーク、データセンターのネットワークの課題を整理して変革プランを立案する「ネットワーク」、(5)セキュリティ対策計画や認証機構のアーキテクチャなどを策定する「セキュリティ」――の5つである。

 同サービスの特徴について、同社 テクノロジーコンサルティング統括本部 IT戦略コンサルティング部の庄野雅司部長(写真)は、「実行可能性の高い計画を立案し、IT変革を確実に完遂すること」と説明する。実行可能なIT変革案を策定するために、同社では、過去にHPグループが実際に行ってきたIT変革の経験を方法論にまとめた。これらの方法論は、日本企業の特殊性を考慮してブラッシュアップした上で、同サービスでのコンティングに活用するという。