写真●IPSiO PJ WX4130N。本体上部から映像を壁面に投写する。
写真●IPSiO PJ WX4130N。本体上部から映像を壁面に投写する。
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 リコーは2011年11月7日、世界最小・最軽量の超短焦点プロジェクター「IPSiO PJ WX4130N」と「同WX4130」の2機種4モデルを発表した。企業でのプレゼン用途などに使うプロジェクターだ。

 同社によると今回発表した製品は、ミラー反射式超短焦点プロジェクターとしては2011年11月7日時点で、世界最小・最軽量だという。本体背面から投射面までの距離11.7cmで、48インチ映像を投写できる。本体の奥行きを含めても26.1cmの距離でできるので、スペースの狭い場所での利用に適している。サイズは幅257mm×奥行き144mm×高さ221mm。重さは約3kg。出力光束(明るさ)は2500ルーメン。

 上位機種のPJ WX4130Nはネットワーク機能を搭載しているのが特徴。インストール不要のソフトウエア「リコー簡単接続」で、ネットワークを経由した投写が手軽にできる。また同社が無償で提供するiPad用ペーパーレス会議ソフト「RICOH TAMAGO Presenter」を使えば、無線LAN経由でiPadと接続してPDFデータなどを投写できる。インターネット上のWebサーバーにアップロードしたJPEGファイルを、PJ WX4130Nからアクセスして投写することも可能だ。

 上位機種PJ WX4130Nと下位機種PJ WX4130の機能面での違いは2点。上位機種では、有線・無線LAN機能を有していて、USBメモリーに対応している点である。HDMI端子や3D映像対応などの映像機能は共通だ。

 価格はオープン価格。予想実売価格と発売日は、PJ WX4130Nが25万9800円で2012年1月10日、PJ WX4130は23万9800円で2011年11月18日。それぞれ1年間無償保証が付く。この1年保証に2年間保守を追加した「安心3年モデル」というモデルを、2機種それぞれで用意。こちらの予想実売価格は、「PJ WX4130N安心3年モデル」が28万5000円で、「PJ WX4130安心3年モデル」が26万800円。発売日はそれぞれのベースとなる機種と同じ。