新アルゴリズムでオークランドの抗議デモを検索した結果
新アルゴリズムでオークランドの抗議デモを検索した結果
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 米Googleは米国時間2011年11月3日、検索結果ランキングのアルゴリズム強化について明らかにした。鮮度が重視される情報について、より関連性の高い正確なデータをユーザーが取得できるようにする。

 同社は昨年、検索インデックスの速度と精度を向上した検索エンジン基盤「Caffeine」を導入した。新たなアルゴリズムは、Caffeineの特徴を生かして検索結果の表示順位を改善する技術で、検索の約35%で効果が期待できるとしている。

 Googleによると、新アルゴリズムは情報によって求められる鮮度のレベルを適切に判断する。例えば、オークランドの抗議デモやNBAのストライキといった最新の事件やニュース、注目の話題については、数分以内にWeb上にあげられた最新情報を優先的に提示する。

 オリンピックや大統領選挙のように定期的に開催されるイベントの検索で、特に条件となるキーワードがない場合は、直近の開催に関する情報を提示する。単に「オリンピック」と検索した場合、1900年の大会ではなく、2012年開催予定のロンドン大会に関する検索結果が返される。

 また話題のテーマや事件でもなく定期的なイベントでもないが、カメラや車など随時情報が更新される検索に対しては、最新データを掲載しているサイトを優先して表示する。

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