写真●Gmailの新デザイン(メール一覧画面)
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写真●Gmailの新デザイン(メール本文表示画面)
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 米Googleは米国時間2011年11月1日、Webメールサービス「Gmail」の新デザインを正式公開すると発表した。ユーザーは数日のうちに、画面右下に表示される「Switch to the new look(新しいデザインに切り替える)」をクリックすることで新デザインに移行できる。メッセージが見やすくなり、検索機能を強化したとしている。

 同社は7月に新デザインのプレビュー版を公開し、ユーザーからのフィードバックを受けて、改良を重ねていたという。電子メールのやりとり(会話)は以前のように折り畳んだ表示からまったく新しく変更し、スレッド全体に目を通しやすいようにした。各メッセージにプロフィールの画像が表示されるので、誰がどの発言をしたかひと目で分かる。

 検索機能を強化し、検索ボックス内の右の矢印からドロップダウンして、送信者、受信者、件名、キーワード、日付などによる絞り込み検索を手軽に実行できるようにした。使用した検索条件からそのままフィルターを作成することも可能。

 左側のメニューに関してはカスタマイズ性を高めた。チャットとラベルのエリアを調整したり、チャットのメニューを非表示にしたりできる。また、さまざまなスクリーンサイズに合わせて自動的にテキストの表示間隔を調整する。背景(テーマ)にストックフォトサービス「iStockphoto」の高精細(HD)画像を設定することも可能。

 同社は各種製品にわたるデザインの統一を図っており、オンラインスケジュール管理「Google Calendar」やWebベースのフィードリーダー「Google Reader」もデザイン変更を実施している。

 なお米CNET News.comは、米TechCrunchのコラムニストであるMG Siegler氏の「Googleは米AppleにiOS向けGmailアプリケーションをすでに申請済み」とのブログでの発言を報じている。

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