日本ユニシスは2011年10月31日、固定資産管理ソフト「FaSet FA」の最新版「v2.6」の提供を開始した。複数の固定資産台帳管理や、減損の戻し入れといったIFRS(国際会計基準)への対応機能を強化したことが特徴だ。FaSet FAは、日本オラクルのERP(統合基幹業務システム)パッケージ「Oracle E-Business Suite(EBS)」専用の固定資産管理ソフトである。

 v2.6で強化したIFRS対応の関連機能としては、複数の固定資産台帳管理、減損の戻し入れのほかに、耐用年数や償却方法、残存価額を毎期見直す機能や、誤りや変更があった場合に過去に遡って数値を修正する「遡及修正」機能がある。ほかに、来年度の償却率変更のための準備機能を提供するなど、日本の税制改正への対応機能も盛り込んでいる。

 FaSet FA v2.6は、Oracle EBSの最新版「R12.1.3」のほか、「R11.5.10」に対応している。価格は860万円から。今後3年間で40件の受注を目指す。