総務省は2011年11月1日、日本放送協会(NHK)が行う地上デジタルテレビジョン放送(総合放送)の放送対象地域に関して、基幹放送普及計画(昭和63年郵政省告示第660号)および基幹放送用周波数使用計画(昭和63年郵政省告示第661号)の一部変更案を作成したと発表した。

 現在、NHKは関東地域向けの地上デジタルテレビジョン放送(総合放送)について、1都5県(栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)向けに関東広域圏向け放送を、茨城県には県域放送をそれぞれ行っている。このうち、栃木県および群馬県について、それぞれ県域放送の導入の要望が寄せられている。総務省は検討の結果、栃木県と群馬県におけるNHKによる地域放送の充実の需要などを踏まえ、この二つの県におけるNHKの県域放送の実施が適当と判断した。これに伴い、今回の基幹放送普及計画および基幹放送用周波数使用計画を一部変更することにした。

 総務省は2011年11月2日から12月1日までの間、この変更案についての意見を募集する。県域放送への移行日は、2012年4月1日以降とする。

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