米AT&Tは米国時間2011年10月31日、同社として初のLTE(Long Term Evolution)ネットワーク対応スマートフォンを11月6日に発売すると発表した。台湾HTC製「Vivid」と韓国Samsung製「Galaxy S II Skyrocket」の2機種で、いずれも米Googleの「Android 2.3」(開発コード名「Gingerbread」)をOSに採用し、LTEとHSPA+をサポートする。

 Vividは4.5インチのqHD(540×960ドット)ディスプレイを搭載し、動作周波数1.2GHzのデュアルコアプロセッサ、16Gバイトのストレージを内蔵する。1080p HDビデオ録画に対応した800万画素のカメラと180万画素のカメラを搭載し、2年契約を結んだ場合の価格は199.99ドル。

 Galaxy S II Skyrocketは4.5インチのSuper AMOLED Plus (800×480ドット)ディスプレイ、動作周波数1.5GHzのデュアルコアプロセッサ、16Gバイトのストレージを搭載する。1080p HDビデオ録画に対応した800万画素のカメラと200万画素のカメラを備え、2年契約を結んだ場合の価格は249.99ドル。

 データプランは、月額利用料15ドルで200Mバイトまで利用できる「DataPlus」と、月額利用料25ドルで2Gバイトまで利用できる「DataPro」を用意する。 

 同社は9月よりアトランタ、シカゴ、ダラス・フォートワース、ヒューストン、サンアントニオでLTEサービスを提供しており、11月6日にさらにボストン、ワシントンD.C.、ボルチモア、アセンズでも開始する。年内に7000万人をカバーする全15市でLTEサービスを展開する計画を立てている。

 同社は、第4世代(4G)ネットワークに対応したデバイスを2011年に20機種投入するとしていたが、今回発表した2機種を含めると合計22機種となる。また、2011年に12機種を目標としていたAndroidデバイスは合計21機種がそろうことになる。

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