Google Docsの画面を共有、ビデオチャットで共同作業しているところ
Google Docsの画面を共有、ビデオチャットで共同作業しているところ
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 米Googleは米国時間2011年10月27日、SNSサービス「Google+」を組織向けアプリケーション群「Google Apps」で利用できるようにしたと発表した。

 同社はこれまで、Google+の登録は個人ユーザーのみ奨励し、ビジネス向けバージョンは別途用意するとして、企業や組織には登録を控えるよう求めていた。今回のGoogle Apps向け公開に当たり「予想したより技術的作業に時間がかかった」と釈明している。

 Google Appsの無償版または有償版「Google Apps for Business」、あるいは教育機関向け「Google Apps for Education」を導入済みで、新サービスを自動的に利用可能にするよう設定している企業や組織は、管理者がヘルプセンターの手順説明(英語)に従ってGoogle+を有効にすると、数日のうちに全ユーザーがGoogle+を利用できるようになる。

 Google Appsユーザーは、個人向けにベータ公開しているGoogle+と同様の機能にアクセスできるほか、企業および組織内でのコンテンツの共有を手軽に設定できる。社内のGoogle Appsユーザー全員をサークルに追加していなくても、ボタンをクリックするだけで、投稿が社内全体で共有されるようになる。

 また同社は、すでに個人でGoogle+に登録しているが、今後はGoogle Appsのアカウントで使いたいというユーザーのために、移行ツールを数週間以内に用意するという。同ツールを使えば、ユーザーはあらためてサークルを作成し直す必要がなく、そのユーザーをサークルに登録している他のユーザーからも自動的に新しいプロフィールにつながる。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]