米Microsoftは現地時間2011年10月26日、検索サービスに関する米Mozillaとの提携強化を明らかにした。Microsoftの「Bing」をデフォルト検索エンジンに採用した、カスタム版のWebブラウザー「Firefox with Bing」をMozillaがリリースした。

 Firefoxは従来、米Googleの検索エンジンを標準として実装してきた。MicrosoftとMozillaは2010年10月に、BingをFirefoxの検索オプションの1つに加えることで合意し、検索バーからBingを選べるようにした。今回提供するFirefox with Bingでは、面倒な手順を踏むことなく、Firefox上でBingをデフォルト検索エンジンとして利用できる。

 Firefox with Bingをインストールするには、専用サイトで「Add Bing to Firefox」ボタンをクリックするとMozillaのサイトにリダイレクトされ、Firefoxがダウンロードされる。インストール後、ブラウザーのホームページはBingサービスの画面になり、検索バーとアドレスバー「AwesomeBar」の検索エンジンがBingに設定される。

 なお、Firefoxのデフォルト検索エンジンに関するMozillaとGoogleの契約は、2011年11月に期限を迎える予定(関連記事:Mozilla,GoogleをFirefoxの標準にする契約を延長)。

[発表資料へ]