Acronis Backup & Recovery 11
Acronis Backup & Recovery 11
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 アクロニス・ジャパンは、バックアップソフトの新バージョン「Acronis Backup & Recovery 11」を2011年11月1日に発売する。WindowsやLinuxのシステムボリュームを、OS稼働中に丸ごとバックアップし、さらにバックアップしたサーバーとは異なるサーバーに復元できる。価格はワークステーション版が9600円、サーバー版が11万7600円からである。10月21日に発表した。

 Acronis Backup & Recoveryは、ディスクボリュームを丸ごとバックアップする「イメージバックアップ」の機能と、ファイル単体をバックアップする「ファイルバックアップ」機能を備えている。バックアップしたシステムボリュームのデータは、バックアップしたサーバーだけでなく、物理的に異なるサーバーや仮想サーバーにも復元できる。従来、このような異機種への復元は、Windows環境でなければ不可能だったが、新バージョンからLinux環境にも対応した。

 ファイルバックアップ機能に関しては、一度バックアップしたデータを、その後のバックアップ対象から除外する「重複除外機能」を強化。これまで32ビット版だったプログラムを64ビット版に変更することで、処理速度を50%向上した。またバックアップしたデータを、自動的に安価なストレージやバックアップテープなどに移す「ステージング」機能も搭載した。