日立ソリューションズは2011年10月24日、産業医や保健師の業務を支援するSaaS型サービス「従業員健康管理クラウドサービス」を発表した。健康診断や面談指導が必要な従業員の抽出、面談スケジュールの設定・通知、帳票出力などの機能を提供する。

 従業員健康管理クラウドサービスは、これまで産業医や保健師が多くの時間を割いてきた人事情報と健康管理情報の照合作業、紙帳票類の整理などを効率化するサービス。同社のIT基盤サービス「SecureOnline」を介して、SaaS型で提供する。

 特徴は、人事情報と、健康診断結果や面談履歴などの「健康管理情報」とを分離して管理している点だ。人事情報は自社内サーバーに置き、個人を特定できない健康管理情報のみをクラウド環境に置くことで、個人情報漏洩のリスクを低減しているのが特徴だ。

 11月1日からサービス受付を開始。2012年4月1日からサービスをスタートする予定だ。利用料金は、月額基本費用が10万5000人から、月額従量費用が1人あたり52.5円から。別途、初期導入費用(個別見積もり)が必要。