NECとウイングアーク テクノロジーズは2011年10月21日、BI(ビジネスインテリジェンス)のソフト製品とハードウエアを組み合わせたソリューション製品を発売開始した。出荷は10月31日から。

 このソリューション製品は、両社が共同開発したBIソフトウエア「InfoFrame Dr.Sum EA Ver.4」と、NEC製のPCサーバーを組み合わせたもの。製品ラインは「大企業モデル」と「中堅・中小企業モデル」の2種類。大企業モデルは、蓄積するデータ件数が1億件以上の用途を想定。価格は最小構成で1600万円(税別、以下同)。中堅・中小企業モデルは、蓄積するデータ件数が2000万件以上の用途を想定。価格は最小構成で450万円。

 これまでDr.Sum EAシリーズは主に、中堅・中小規模のユーザー企業や、大企業の部門単位で導入されることが多かった。ウイングアークとNECは今回のソリューション製品で、より大規模な案件の開拓を狙う。両社によればこのソリューション製品は、従業員数5000人以上のユーザー企業や、10億件以上の大容量データを保持したユーザー企業での利用を想定して、処理性能の検証を実施済み。

 ウイングアークとNECは2011年4月にBI分野での協業強化を発表している(関連記事)。今回の新製品は、この協業強化を受けてのもの。