エリアビイジャパンは2011年10月20日、スマートフォン向けリモートアクセス製品「SWANStor SMART」を発売した。スマートフォンや各種携帯電話を使って、社外からインターネット経由で社内ネットワーク上(またはデータセンター)にあるWebベースの業務システムにSSL-VPNでアクセスできるようにする。現時点ではiOS4/5を搭載するiPhone/iPadだけに対応するが、2011年内をめどにAndroid端末にも対応するという。

 SWANStor SMARTは、(1)スマートフォンにインストールする専用ソフトウエア、(2)エリアビイがインターネット上で運用している中継ゲートウェイ(SWANStor Gateway)、(3)サービス利用企業がLAN上に設置するサーバー(SWANStor SMART)からなる。SWANStor Gatewayは、専用ソフトウエアを導入しアクセスが許可された端末の通信だけSWANStor SMARTに中継する。SWANStor GatewayとSWANStor SMARTは、企業のファイアウォールの設定を変えずに連携して通信を中継できる。

 SWANStor SMARTはWebのリバースプロキシとして動作。登録済み端末からのアクセスに対し、ユーザーごとまたはグループごとに設定されたアクセス権限に応じて業務アプリケーションを使えるようにする。利用ユーザーやタイミングなどを記録することもできる。また専用ソフトウエアは、データやファイルの端末への保存を制御することが可能だ。

 価格は、19万9500円(20ユーザーの場合)から。別途保守料が必要となる。保守料は、テクニカルサポートとSWANStor Gatewayの利用料金を含み、1年間4万9800円(20ユーザーの場合)から。上記価格はいずれも税抜き。

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