写真●LinkedInで日本・アジア パシフィック担当バイスプレジデント兼マネージングディレクターを務めるアーヴィランド・ラジャン氏
写真●LinkedInで日本・アジア パシフィック担当バイスプレジデント兼マネージングディレクターを務めるアーヴィランド・ラジャン氏
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 米LinkedInは2011年10月20日、ビジネスパーソン向けSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「LinkedIn」の10番目の対応言語として日本語を追加、同日日本語版サイトを開設したと発表した。合わせて、日本法人「リンクトイン・ジャパン」を設立し日本における製品開発チームを運営していく方針も明らかにした。

 LinkedInで日本・アジア パシフィック担当バイスプレジデント兼マネージングディレクターを務めるアーヴィランド・ラジャン氏は記者会見に出席し、「日本の優秀なプロフェッショナル達がビジネス知識を共有し、仕事の仕方を変えていくためのプラットフォームを提供する」と宣言(写真)。続いて「今回の日本語版のリリースにとどまらず、当社は長期的に日本市場の開拓に取り組んでいく。その証として日本にオフィスを開設し、ローカライズを適切に進められるようにした」と意気込みを語った。「さらに日本向けの製品開発チームを形成することにより、グローバル市場と日本市場それぞれで培ったノウハウやサービスを、互いに共有できるようになる」(ラジャン氏)。

 LinkedInは、米Facebookに先駆けて2003年にスタートした老舗SNS。大学生および大学関係者向けにスタートしたFacebookと異なり、ビジネスパーソン向けに特化しているのが特徴。ユーザーが現在の職業や過去の経歴、取得している資格などを公開し、情報共有や人脈の形成、就職などに利用する。また企業が求人活動に活用する仕組みもある。現在の会員数は1億2000万に達しているという。

 これまで英語版などを利用していた日本のLinkedInユーザーは、トップページの一番下にある項目「Language」から日本語を選択することで、インタフェース全体を日本語版に切り替えられる。