2011年10月18日、NTTドコモは都内で2011-2012冬春モデルの新商品・新サービス発表会を開催。Androidを搭載し、LTEサービス「Xi」に対応したスマートフォンを中心に新機種を発表した(関連記事)。

 新端末全24機種中、スマートフォンは14機種にものぼるが、フィーチャーフォン(従来型携帯電話)も新機種として8機種9モデル(コラボモデル1つを含む)を投入する。今回の新機種から、これまで「docomo PRIME series」「docomo PRO series」「docomo SMART series」「docomo STYLE series」で展開してきた主力シリーズを「docomo STYLE series」に統合。1シリーズにハイスペックからスタンダードモデルまでを集約した(写真1)。

写真1●新機種からフィーチャーフォンのシリーズを「docomo STYLE series」に統合
写真1●新機種からフィーチャーフォンのシリーズを「docomo STYLE series」に統合
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 一方で、おもに高齢者向けの「docomoらくらくホンシリーズ」を単独で継続するなど、多様化するスマートフォンとの線引きをより明確にしたフィーチャーフォン戦略を打ち出している。

 新たな試みとして、スマートフォン向けに提供していた「docomo Palette UI」を待ち受け画面に搭載(写真2)。これにより、スマートフォン同様に待ち受け画面を左右にスライドさせるといったことが可能となり、より直感的に操作できるようになった。

写真2●スマートフォンライクな操作画面をフィーチャーフォン向けの「docomo Palette UI」で実現
写真2●スマートフォンライクな操作画面をフィーチャーフォン向けの「docomo Palette UI」で実現
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 また、よく使う機能やサービスのショートカットを作成してアクセスを容易にするなど、スマートフォンの使い勝手に準じた仕様を取り入れた。そのほか、iモードメールの同報件数をこれまでの最大5件から50件まで大幅に拡大するなどの機能拡張も図られている。タッチパネルを採用したモデルでは、文字入力の際、スマートフォンでおなじみのフリック入力もできるようになっている(写真3)。

写真3●タッチパネルモデルではフリック入力もできる
写真3●タッチパネルモデルではフリック入力もできる
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 新機種は2011年11月から順次発売予定。発表された機種は以下の通り。

「F-02D」(3.4インチ液晶、1630万画素カメラ)
「SH-03D」(写真4、3.4インチ液晶、1610万画素カメラ)
「F-04D」(3.3インチ液晶、1310万画素カメラ)
「N-02D」(3.4インチ液晶、1630万画素カメラ)
「N-03D」(3インチ液晶、810万画素カメラ)
「P-03D」(3.4インチ液晶、1320万画素カメラ)
「F-06D」/「F-06D Girls’(雑誌『nicola』とのコラボモデル)」(3.3インチ液晶、810万画素カメラ)
「SH-05D」(3.2インチ液晶、530万画素カメラ)

写真4●ハイスペックモデルの「SH-03D」。高感度のタッチパネルやCCD1610万画素のカメラ機能を搭載する
写真4●ハイスペックモデルの「SH-03D」。高感度のタッチパネルやCCD1610万画素のカメラ機能を搭載する
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