大手ドラッグストアチェーンのキリン堂は今年9月から、販売予測サービスの利用を開始した。ソフトベンダーのブライセンが提供するサービス「b-LuckJobber」を採用、10月中旬までに、全体の35%超に当たる115店舗への展開を終えた。今後、採用店舗の拡大も検討しているという。2011年10月17日にブライセンが発表した。

 b-LuckJobberは、ブライセンが小売店から在庫数量や販売数量などのデータを取得し、独自開発した予測エンジンを使って分析、適正な発注量を算出するサービスだ。キリン堂は、b-LuckJobberを利用し予測に基づいた自動発注を実施することで、欠品率の24%減と、発注業務の20%を見込んでいる。

 キリン堂は2010年3月からb-LuckJobberの採用を検討し始め、2010年10月から店舗へ試験的に導入した。その後、10カ月間かけて、20店舗以上で効果を測定し、採用を決めたという。