BCNが主要家電量販店の実売データを集計してまとめる「BCNランキング」によると、無線LAN機器の売り上げが好調で、安定的に前年比1割以上の売上増を記録している。

 スマートフォンの好調のほか、携帯ゲーム機やタブレット端末などモバイル機器の普及で伸長。過去1年間、前年同月比13.2%増から38.6%増の間で推移している。

 BCNは無線LAN機器が、従来のパソコン周辺機器という位置付けからモバイル機器全般の周辺機器へと守備範囲が広がったこと、モバイル機器を自宅で利用する際に、インターネット利用環境をより快適に したいと導入するユーザーが増えたのが要因とみている。

 スマートフォン市場は、2010年秋にNTTドコモがラインアップを本格化して以来大きく拡大しており、2011年9月で、販売構成比は携帯電話全体の57.1%を占めた。ソフトバンクとauからiPhone 4Sが発売されたことなどから、スマートフォン比率は年内に60%を超えると予測している。