写真1●パソコン一体型スキャナー「FU-500」の外観
写真1●パソコン一体型スキャナー「FU-500」の外観
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 グローリーは、Windowsパソコンと一体化したイメージスキャナー「FU-500」を、ITpro EXPO 2011の会場で展示している。2012年2月に販売開始する。別途パソコンを用意することなく、FU-500だけでOCRソフトや特定業界向けカスタムアプリケーションなどを動作させることができる。金融業などを中心に使われているという。価格は、80万円(税別)。

 パソコン部の主な仕様は、以下の通り。OSは、Windows Embedded Standard 7。ディスプレイは、タッチパネル付きで、大きさは10.0インチ。CPUは、Core 2 Duo(2.2GHz動作)。メインメモリーは、2Gバイト(最大4Gバイト)。ハードディスクは、160Gバイト。DVDマルチドライブを搭載する。別途、USBポート経由でキーボードやマウスを使うこともできる。

 イメージスキャナー部の主な仕様は、以下の通り。ADF(自動給紙)は最大A3サイズまで、フラットヘッド・スキャナー部は最大A4サイズまで。光学解像度は600dpi。読取速度は、カラーが片面40枚/分、両面80面/分。白黒が片面50枚/分、両面100面/分。

 外形寸法は、幅620×高さ274×奥行670mmで、重さは約30kg。なお、本体には、パソコンとイメージスキャナーに加えて、取り込み済みの書類に通番や処理日付を印刷するためのインプリンター(インクジェット方式)を内蔵する。