写真1●SkyのIT資産管理およびセキュリティ対策ソフト「SKYSEA Client View Ver.6」
写真1●SkyのIT資産管理およびセキュリティ対策ソフト「SKYSEA Client View Ver.6」
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写真2●偽のARP応答を返すことで“野良端末”のLAN利用を禁止できる「不許可端末遮断ユニット」
写真2●偽のARP応答を返すことで“野良端末”のLAN利用を禁止できる「不許可端末遮断ユニット」
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 ICT関連の総合展示会「ITpro EXPO 2011」が東京ビッグサイトで14日まで開催されている。会場内のSkyブースでは、同社のIT資産管理およびセキュリティ対策ソフトの最新版「SKYSEA Client View Ver.6」を展示している(写真1)。

 SKYSEA Client View Ver.6(以下、SKYSEA)は、エージェントソフトをパソコンにインストールすることでパソコン内の様々な情報をネットワーク経由でサーバーに集めたり、逆にサーバー側から更新プログラムや設定情報などを一括配布したりする仕組みを提供する。

 従来提供していた「資産管理」「USBデバイス管理」「ログ管理」「セキュリティ管理」などの機能に加え、7月にリリースした新版のVer.6では新機能(オプション)として「Android端末の管理」が加わり、「ソフトウエア資産管理(SAM)」機能も強化されているという。

 Android端末の管理では、「SKYSEA Client View for Android」という専用アプリが用意され、これを導入したAndroid端末をパソコンと同じ管理の枠組みに組み込める。例えば端末固有の情報(IMEI)やメーカー名、通信事業者名、OSバージョンといった情報をパソコン同様に取得できるほか、GPSを使った位置情報の収集や無線LANアクセスポイントの使用状況、通話履歴などもログ情報として記録できる。

 アプリ単位で使用の可否を設定しておき、ユーザーがアプリを起動したら警告メッセージを表示し、管理者にアラートを送る機能なども搭載している。アラートが出た場合、管理画面上では「そのユーザーが前後5分間に何をしていたか」のログが表示されるなど「操作性が高く管理しやすいこと」も同ソフトの売りとなっているという。

 展示ブース内では、同ソフトと組み合わせて使う「不許可端末遮断ユニット」(写真2)なるオプション機器も展示されていた。同機器をLAN内に設置しておくと、SKYSEA Client View Ver.6の管理外にあるパソコンなど誰かが勝手にLAN接続した場合、同機器が「偽のARP応答」(ARPはAddress Resolution Protocol)を返すことで通信を遮断できるという。