写真1●Pos-PadをiPadで動作させている画面。
写真1●Pos-PadをiPadで動作させている画面。
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 スリーサンズは、インターネットに接続していないオフライン状態でも利用できるクラウド(SaaS)型のPOSシステム「Pos-Pad」を、東京ビッグサイトで開催中のITpro EXPO 2011の会場で展示している(写真)。2011年内の提供を予定する。POS端末として、専用のクライアントソフトを動作させたiPadを利用する。価格は、1ユーザーあたり月額5000円(税別)。

 Pos-Padは、SaaSの形態で提供するPOS(販売時点情報管理)システムである。POSサーバー機能は、米GoogleのGoogle App Engine(GAE)経由で提供する。POS端末側のクライアントソフトは、専用のアプリケーションを使い、当初はiPad用を提供する(Windows向けの.NET Framework用とAndroid用も予定する)。

 最大の特徴は、SaaS型のアプリケーションでありながら、インターネットに接続していないオフライン状態でもPOS業務を行えることである。オフライン状態の場合はPOS端末(iPad用アプリケーション)上にデータを保持しておき、インターネットに接続されたタイミングで通信して同期をとる仕組み。

 電波状態次第でオフラインとなるモバイル端末では、こうした非同期のデータ連携/転送手段が有効である。