みずほ情報総研は、iPadを使ってペーパーレス会議を運営するためのソフト「MHIR+SMART-1」を、ITpro EXPO 2011会場に展示している。2011年10月12日に出荷開始したばかりの新製品である。価格は、会議の進行を管理するサーバーソフトと、iPad用クライアントソフト(50台分)の構成で350万円(税別)。
印刷資料の代わりに、電子化された資料(PDF)を用いて、対話型の会議を運営できる。資料のページ操作やポインタ操作、会議中に資料に書き込んだマーキングなどを、会議に参加しているすべてのiPadで同期して表示できる。発言者(資料を操作する人)を切り替えることで、会議を進行する。
資料の上に自分だけのメモを書き込んだり、会議中にとったメモを会議資料とともにメールで送信するといった使い方もできる。情報漏えい対策としては、デバイス認証に加えて、会議終了時にiPad上の資料を自動的に削除する機能がある。オプションの「議事録作成支援機能」を使えば、会議中に個々のiPadで録音した音声データを集約し、テキスト化できる。
会議の規模として、30人程度の会議を複数同時に開催できる。テレビ会議システムと組み合わせることで、拠点間でのペーパーレス会議も可能。