写真●ハイブリッドアプリのデモ
写真●ハイブリッドアプリのデモ
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 2011年10月14日まで東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2011」でジークスは、スマートフォン向けアプリ基盤「Dynamic App Sever Solution」をデモ展示している。ネイティブアプリとHTML5を組み合わせた“ハイブリッドアプリ構築ソリューション”である。

 ハイブリッドアプリとは、ファイルアクセスやデバイス操作など動作を制御する機能をスマートフォンのネイティブアプリとして開発し、コンテンツ本体をHTML5で制作するもの。HTML5を使うことで、一つのコンテンツでiPhone/iPadやAndroid端末など複数のスマートフォンで同じように動作できるというメリットがある。

 ただ、HTML5だけではスマホの機能をすべて使うことができない。そこでネイティブアプリを組み合わせることで、HTML5では難しいカメラなどのデバイスを簡単に操作できるようにする。また、いったんアプリマーケットなどからインストールしておけば、コンテンツはいつでも更新できるといった作り方も可能だ。

 同社のブースには、Sony TabletやMOTOROLA XOOM、iPadといった複数のOS/タブレットを用意。同じコンテンツを動作させ、それぞれカメラを起動するというハイブリッドアプリをデモしていた(写真)。「これからのスマートフォンアプリの一つの形。今後、顧客に提案していく」(ジークス)という。

 ジークスはHTML5で開発した電子雑誌「ITpro eMagaine 2011」を手がけたソフトウエア開発会社。HTML5アプリの開発では実績がある。