写真●Sophos Mobile ControlをiPhoneで「プロファイル」と呼ぶ設定ファイルのインストールが必要となる
写真●Sophos Mobile ControlをiPhoneで「プロファイル」と呼ぶ設定ファイルのインストールが必要となる
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 ソフォスは2011年10月12~14日に東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2011」展示会において、スマートフォン管理ソフト「Sophos Mobile Control」を動態展示している。iOS 4以上、Android 2.2と2.3、Windows Mobile 6.1~6.5を搭載したスマートフォンを管理対象にできる。

 Sophos Mobile Controlを使うと、セキュリティ設定、通信状況のモニタリング、インストール管理、プロセス管理、デバイス設定、デバイス情報の取得といった機能を利用できる。セキュリティ設定ではリモートワイプやリモートロック、パスワードポリシーの強制適用といった基本的な機能のほか、カメラや無線デバイス接続の禁止、アプリケーションのインストールの禁止、YouTubeの閲覧禁止などが一元的に設定できる。

 インストール管理では、スマートフォンへのアプリケーションのインストール指示を遠隔制御できる。デバイスの設定としては、メールクライアントの設定やVPNの設定などが可能だ。面倒な初期設定や設定変更をSophos Mobile Controlを使って一斉適用できる。デバイス情報の取得ではメモリーの使用状況やバッテリーの状況、SIMカード識別情報などを収集でき、端末の資産管理に役立てられる。

 ただし、管理できる項目はOSにより異なる。特にAndroidは「業務利用の歴史が浅く、設定できる項目があまり多くない」(説明員)という。実際、カメラや無線デバイス接続の禁止、アプリケーションのインストールの禁止などを設定できない。

 Sophos Mobile Controlを利用するには、AndroidとWindows Mobileは専用のアプリケーションを、iPhoneでは「プロファイル」と呼ぶ設定ファイルをインストールする必要がある(写真)。価格は500~999台の場合は1端末当たり6420円。このほか年間20%の保守料金がかかる。