写真●イメージスキャナ「fi-6140」(左)と、年末に発売予定の後継機(右)
写真●イメージスキャナ「fi-6140」(左)と、年末に発売予定の後継機(右)
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 PFUは業務用イメージスキャナ「fi-6140」の後継機を、ITpro EXPO 2011の会場で展示した。現行機より1.5倍高速化してA4カラー両面を毎分60枚スキャンできるもので、2011年末頃の販売開始を予定。現行機と後継機を並べて展示し、性能向上をアピールしている。価格は現行機種(税別18万9000円)の価格帯を踏襲し、PFUと富士通の両社が販売する。

 現行機種のfi-6140は、企業内のスキャン担当者個人がデスクサイドや机上に置いて使う「分散入力業務」向け小型スキャナのうち、最も高速な製品と位置付けている。スキャン速度は、A4カラー両面で1分あたり40枚、白黒で1分あたり60枚となっており、同社の集中入力業務向け機種「fj-5950」(毎分135枚)よりは遅いものの、一般家庭向け機種「ScanSnap S1500」(毎分20枚)より2倍速い。後継機では家庭向け機種の3倍の速さとなる勘定だ。

 ネットワーク上で複数のスキャナを集中管理するソフト「iScanner Central Admin」が無償バンドルされるので、スキャナ本体をUSB接続したWindows PC上でエージェントソフトを動作させておけば、サーバーソフトから集中管理が可能。スキャナのエラー状況や消耗品の交換時期など、各種の運用管理情報をコンソールで一元管理できる。

 iScanner Central Adminのエージェントの稼働OSは、Windows XP/Vista/7。管理サーバーソフトの稼働OSは、Windows Server 2003/2008。