写真1●野村総合研究所が展示している米JaspersoftのオープンソースBIソフト「Jaspersoft BI」
写真1●野村総合研究所が展示している米JaspersoftのオープンソースBIソフト「Jaspersoft BI」
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 野村総合研究所(NRI)は2011年10月12日~14日に東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2011」展示会において、オープンソースソフト(OSS)を活用したソリューション「OpenStandia」を展示している。

 OSSがよく使われる企業ポータル構築のほか、シングルサインオン(SSO)やビジネスインテリジェンス(BI)についてもソリューションを紹介している。SSOソリューションは「OpenStandia / SSO&IDM」のブランド名で提供。シングルサインオンシステムに「OpenAM」、ディレクトリサービスに「OpenLDAP」、統合ID管理に「LISM」といったOSSを組み合わせて構成する。

 特徴は構築コストの低さで「一式1500万~3000万円くらいで、商用製品の3分の1程度のコストで構築できる」(説明員)という。機能面でも、クラウドサービスへのシングルサインオンにも対応するなど、商用製品にひけをとらない。「クラウドの活用やセキュリティ強化を目的に2010年ころから急激に引き合いが増えている」(同)とした。

 BIソリューションでは米JaspersoftのオープンソースBIソフト「Jaspersoft BI」の導入支援を紹介している(写真1)。元々はレポーティングツールとして登場したソフトだが、機能強化を経てBIツールへと進化した。マルチテナントにも対応するため、ユーザー企業の導入だけでなく、SaaS事業者によるサービス化目的の利用も多いという。