写真1●既存システムとHadoop側の連携に独自機能を盛り込み高速処理を実現
写真1●既存システムとHadoop側の連携に独自機能を盛り込み高速処理を実現
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写真2●処理時間の短縮を示す会場のデモンストレーション内容
写真2●処理時間の短縮を示す会場のデモンストレーション内容
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 富士通は東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2011」展示会で、オープンソースの分散処理基盤「Apache Hadoop」の導入・運用を支援する、新たな法人向けソリューションを参考展示している。データの抽出・分析のための分散処理フレームワーク「Hadoop MapReduce」、およびMapReduceを使いやすくする「Pig」「Hive」といったユーティリティを使えるようにする。

 また爆発的に増加する情報、いわゆる“ビッグデータ”を高速処理するための独自機能も用意する。例えば独自のファイルシステムを設置し、業務システム側に配置しているデータをこのファイルシステムにもあらかじめ蓄積しておき、Hadoop側と共有させる(写真1)。これにより処理時間を大幅に短縮できる、としている(写真2)。

 富士通は、2012年3月末をめどにこのソリューションを商用化する予定である。