写真●スマートフォンやタブレット端末で映像のライブ中継ができることをデモでアピール
写真●スマートフォンやタブレット端末で映像のライブ中継ができることをデモでアピール
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 東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2011」のソリトンシステムズのブースには、Android端末を持つ消防士姿のようなマネキンが来場者を出迎えている。これは、映像中継システム「スマートテレキャスター」の展示の一環で、Androidスマートフォンで現場から映像のライブ中継ができることをアピールするものだ(写真)。

 スマートテレキャスターは、FOMAの3G回線などを使って手軽にライブ中継ができるシステム。これまでは専用のパソコンベースの端末を使って、カメラを接続して利用していた。消防・警察・自治体などでの映像中継に使用されているという。マネキン付きでデモしているのは、2011年7月に発表したAndroid端末でも利用できる最新版。Android端末が備える3GまたはWi-Fiを通信回線として利用し、内蔵カメラで撮影した映像をライブ中継できる。対応機種は、「GALAXY S」「GALAXY S II」「GALAXY Tab」「Xperia arc」および「F-12C」。

 Android端末で映像を送信できるようになることで、専用のパソコンとカメラを利用するよりも手軽にライブ中継を実現できる。災害時の現況報告など、より広い範囲に利用を拡大したい意向だ。