写真●アイホンのインターホン「ISシステム」
写真●アイホンのインターホン「ISシステム」
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 アイホンは2011年10月12~14日に東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2011」展示会において、9月1日に発売した遠隔地からも動画で応対できるインターホン「ISシステム」を展示している(写真)。遠隔地への動画伝送にはインターネットを利用する。「従来のインターホンでは、インターネット越しに音声を送る製品はあったが、動画を送信できる製品はあまりなかった」(説明員)という。

 ISシステムは大きく二つの製品群で構成する。一つはアナログ信号とIP通信のハイブリッド型の「ISインターホンシステム」、もう一つはフルIPの「IS-IPシステム」である。ともに物理的な配線にはLANケーブルを使用する。ISインターホンシステムでは構内の通信にはアナログ信号を利用し、他拠点との通信にIPを使う。アナログ信号を使うため、監視カメラ、監視用モニター、放送設備、録音装置、回転灯、電気錠など様々な構内システムと接続できる。

 ともにディスプレイ付きインターホン端末やカメラ付きドアホン端末などを用意する。ISインターホンシステムではアナログ信号を交換したり、IPに変換するための制御装置も必要になる。ISインターホンシステムは動画機能付きのインターホン端末が14万円(税別、以下同)、ドアホン端末が6万円、制御装置が32万円、IP制御装置が38万円である。IS-IPシステムはインターホン端末が14万8000円、ドアホン端末が8万8000円となる。