ソニーの発表情報
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 ソニーとソニー・コンピュータエンタテインメントは2011年10月12日、3種類のネットサービスにおいて、大量の不正なサインイン(ログイン)が試されたことを明らかにした。正規ユーザーのアカウントを使い、なりすましによるサインインを試みたという。ただし、サーバーへの不正侵入やクレジットカード情報の漏洩は確認されていない。

 なりすましによるサインイン試行が確認されたのは、「PlayStation Network(PSN)」「Sony Entertainment Network(SEN)」「Sony Online Entertainment(SOE)」の3サービス。

 これらのサービスで有効なアカウントおよそ9万3000件に対して、不正なサインインが試みられた。内訳は、PSNとSENでおよそ6000件、SOEでおよそ3万3000件としている。

 ソニーなどでは、なりすましに使われたアカウントの利用を一時停止し、該当するユーザーに対してメールで順次通知している。国内では、およそ560件のアカウントが該当する。

 同社らの情報によれば、一部のアカウントについては、停止される前に、なりすましによるサインインが行われた可能性があるという。ただしその場合でも、登録したクレジットカード情報を盗まれた恐れはないという。

 また、今回行われたのは、なりすましによる不正なサインインであり、2011年4月から5月に行われたような、データベースサーバーへの不正侵入ではないことを強調している。