写真●サイバーステーションの福永泰男 代表取締役社長
写真●サイバーステーションの福永泰男 代表取締役社長
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 デジタルサイネージ・システムを開発・販売するサイバーステーションは2011年10月12日、iPadなどのタブレット端末をデジタルサイネージに使うデジタルサイネージサービス「デジサインTabシリーズ」を提供すると発表した。クラウド型のコンテンツ管理サーバーからタブレット端末へデータを配信して使う仕組み。

 タブレットをデジタルサイネージの端末にする狙いについてサイバーステーションの福永泰男 代表取締役社長は、「営業担当者が顧客先でプレゼンテーションしたり、金融機関や旅行会社の窓口でカウンター業務を行ったりする用途を想定している。共通するのは相手に知らせたいことを効果的にプッシュ型で見せられることだ」と説明する(写真)。これは「アーカイブモード」と呼ぶ機能で、クラウドからあらかじめダウンロードしておいたプレゼンテーション資料や説明資料のPDFファイルなどを呼び出して再生できる。

 このほかにも、自動的に登録していたコンテンツを表示する「デジタルサイネージモード」や画面にタッチしてもらいアンケートを取る「アンケートモード」、外部のファイルサーバーやWebサイトにアクセスしてコンテンツを取得する「外部リンクモード」といった機能も備えている。福永氏は「デジタルサイネージモードは例えばタブレットを使って窓口業務を行っていないタイミングでは、店舗に来ている顧客向けに情報発信できる。アーカイブモードは、社員向けにe-ラーニングを提供する際にも使える」と述べた。

 端末はiPad(iOS4、5)のほか、Androidタブレット(AndroidOS2.2、2.3、3.0、3.1)や、Windows7を搭載するタブレットを対象にしている。各端末はiPad用やAndroid用など専用アプリをインストールして使う。料金は1台当たり月額2000円で、2011年10月24日から提供する。

プレスリリース