図1 新プランの位置づけと概要
図1 新プランの位置づけと概要
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図2 サービス開発の計画
図2 サービス開発の計画
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 NTTぷららは2011年10月12日、自社が運営する映像配信サービス「ひかりTV」において、スマートフォンやタブレット端末でビデオ作品を視聴できるモバイル向け専用プラン「ひかりTVモバイル専用プラン(仮称)」の提供を2011年内に開始すると発表した。

 ひかりTVでは、スマートフォンやタブレット端末で映像配信を利用できるように、一部プラン(「お値うちプラン」と「ビデオざんまいプラン」)のユーザーに、無料のオプションサービスとして「ひかりTVどこでも」を提供してきた。

 今回のモバイル向け専用プランは、スマートフォンやタブレット端末から直接契約ができ、その場ですぐにビデオ作品を視聴できるタイプのビデオ見放題プランである。「ひかりTVをもっと気軽に、手軽にスマートフォンやタブレット端末で視聴したいという要望が多数あった」ため提供を決定したという。

 ひかりTVモバイル専用プランは、利用できる映像作品の数に応じて、「すまほバリュープラン(数千本)」と「すまほエントリープラン(数百本)」の2種類を用意する予定。前者は月額1000円、後者は月額350円である。

 配信コンテンツ数は、現行の「ひかりTVどこでも」でVOD作品約7000本のうち約3000本が視聴できる。新サービスのモバイル専用プランは、月額1000円と現行サービスのどれよりも安価な設定であることから、これより本数は少なくなる見込みという。会見では、「日本にHuluが上陸したが、月額1000円で数千本を用意できれば、競争力をもてるのではないか」と述べた。

 なお、配信は720Pのハイビジョンの映像である。H.264で圧縮・符号化して送信する。その際、回線の状況に応じて圧縮率を変動させたり、画質を制御したりする。

 マルチスクリーンサービスは、今後発売される各社のタブレット端末で展開する。例えば、富士通製の「ARROWS Tab」にアプリをプリインストールする。アプリを起動すれば2カ月間お試しサービスとして動画が視聴でき、さらに継続して視聴したい場合はサービスに加入する。東芝の「REGZA Tablet」では、東芝プレイスからアプリをダウンロードして使えるようにできないか調整しているという。

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