写真●手のひらサイズのネットワーク管理アプライアンス「EasyBlocks」
写真●手のひらサイズのネットワーク管理アプライアンス「EasyBlocks」
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 ぷらっとホームは2011年10月12日、東京ビッグサイトで開催中のイベント「ITpro EXPO 2011」で手のひらサイズのネットワーク管理アプライアンス「EasyBlocks」を展示した。EasyBlocksは2011年6月に販売・出荷を開始した製品。DHCPやDNS、監視といったネットワーク関連の各種機能が組み込んである。自動的に冗長化する機能を持ち、最大14台のEasyBlocksで冗長化できるという。会場では3台のEasyBlocksを並べてデモンストレーションを実演。意図的に障害を発生させて、スタンバイ機のEasyBlocksが処理を引き継ぐ動作を紹介していた(写真)。

 EasyBlocksは、幅81×奥行き133×高さ31.8ミリメートルのコンパクトなきょう体に、Linuxディストリビューションの「Debian 6.0」を搭載している。その上に「ISC BIND 9.7.x」や「ISC DHCP 4.1.x」、「Nagios 3.x」といったソフトウエアをプリインストールし、各種ネットワーク関連の機能を追加している。これらの機能はすべて、統一したWebインタフェースから設定できる。ベースがDebianマシンなので、Debian 6.0で動作するアプリケーションであれば追加インストール可能だ。

 自動的に冗長化する機能も持つ。冗長化方式は「アクティブ-アクティブ方式」を採用しているため、平常時であっても冗長化したすべてのEasyBlocksのリソースを有効活用できる。例えば2台のEzsyBlocks「A」と「B」で冗長化した場合、DHCPはA側をアクティブでB側をスタンバイとし、DNSはB側をアクティブでA側をスタンバイとする使い方が可能になる。価格は9万8000円。