写真1●OpenFlow対応機器ベンダーの製品を相互接続
写真1●OpenFlow対応機器ベンダーの製品を相互接続
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写真2●望みのネットワーク構成をOSSの運用管理ソフト「Hinemos」で作る
写真2●望みのネットワーク構成をOSSの運用管理ソフト「Hinemos」で作る
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写真3●仮想マシンの制御に連動してネットワーク設定も自動的に変更される様子が分かる
写真3●仮想マシンの制御に連動してネットワーク設定も自動的に変更される様子が分かる
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 クラウドコンピューティングを支える最先端のネットワーク技術を体感したいなら、ITpro EXPO 2011のNTTデータの展示ブースは外せない。マルチベンダー環境で、ネットワークを仮想化して集中制御する「OpenFlow」を活用した運用管理のデモンストレーションを実施しているのだ。

 ここでは様々な通信機器メーカーのOpenFlow対応スイッチなどを接続し(写真1)、司令塔となる「OpenFlowコントローラー」を利用して制御している。NTTデータはこのOpenFlowコントローラーを2012年4月から、オープンソースの統合運用管理ソフト「Hinemos」のオプションとして販売する予定だ。会場では実際にHinemosのクライアントを操作し、論理的なネットワーク構成図を描くだけで仮想的なネットワークを即座に構築できる(写真2)。

 OpenFlowの効果を体験する上では、「ライブマイグレーション」のデモも興味深い。仮想マシンを止めることなく、ある物理サーバーの仮想環境から別の物理サーバーの仮想環境に移動させるのだが、この作業に追随して、ネットワーク側で自動的に通信経路を再設定してくれる。こちらは、Windowsベースの仮想化ソフト管理ツール「XenCenter」を利用して操作し、ネットワーク構成が刻一刻と変わっていく様子も確認できる(写真3)。