写真●富士通マーケティングと日本マイクロソフトが「Hyper-V構成済みアプリケーション」を紹介
写真●富士通マーケティングと日本マイクロソフトが「Hyper-V構成済みアプリケーション」を紹介
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 富士通マーケティング(FJM)と日本マイクロソフトは、東京ビッグサイトで2011年10月12日から10月14日まで開催しているITpro EXPO 2011の展示会で、11月上旬に提供開始予定の「Hyper-V構成済みアプリケーション」を紹介している(写真)。

 Hyper-V構成済みアプリケーションは、Windows Server 2008 R2 Hyper-Vを搭載したサーバーですぐに利用できるように設定されたビジネスアプリ群。顧客からのヒアリングを基に初期設定を施したアプリを、FJMのアプリケーションストアを通じて配布する。

 アプリのラインナップには、MicrosoftのサーバーOS「Windows Server」やコミュニケーション基盤「Lync Server」、Symantecのバックアップ管理ソフト「Symantec System Recovery」やウイルス対策ソフト「Symantec Endpoint Protection」、サイボウズのグループウエア「サイボウズ Office 9」「サイボウズ ガルーン3」、Skyのクライアント管理ソフト「SKYSEA Client View」、富士通の基幹業務アプリ「GLOVIA smartシリーズ」「GLOVIA きららシリーズ」などがある。

 Hyper-V構成済みアプリケーションの提供にあたり、FJMと日本マイクロソフトは10月11日に協業を発表した。FJMは、日本マイクロソフトの技術サポートのもと、富士通が中小企業向けに出荷するHyper-V構成済みサーバー(Hyper-V機能をオンに設定済みのサーバー)と、Hyper-V構成済みアプリケーションを組み合わせて提供していく。さらに、Hyper-V構成済みサーバーに顧客が希望するアプリを組み込んだ「AZBOX」を販売パートナーを通じて販売する。

 日本マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 Windows Server製品部 シニアプロダクトマネージャーの岡本剛和氏によると、「Hyper-V機能をあらかじめオンにした状態のサーバーを出荷するのは世界初の事例」だという。