写真1●位置情報とAR(拡張現実)技術を利用した観光情報の配信代行サービス「街歩き観光ナビゲーションサービス on SkyWare」
写真1●位置情報とAR(拡張現実)技術を利用した観光情報の配信代行サービス「街歩き観光ナビゲーションサービス on SkyWare」
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写真2●「MDM」(Mobile Device Management)の「CLOMO」
写真2●「MDM」(Mobile Device Management)の「CLOMO」
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写真3●ブース中央にはタリーズコーヒーの出張カウンターを設置
写真3●ブース中央にはタリーズコーヒーの出張カウンターを設置
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 TISは2011年10月12日に開幕した「ITpro EXPO」の展示会場で、企業や自治体などがスマートフォンやタブレットを活用するための様々なソリューションをデモンストレーションしている。

 その一つが、位置情報とAR(拡張現実)技術を利用した観光情報の配信代行サービス「街歩き観光ナビゲーションサービス on SkyWare」だ(写真1)。2011年7月から、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)形式で、旅行会社などの企業や自治体を対象に提供中である。同サービスでは事前に、TISが運用するARコンテンツ配信プラットフォーム「SkyWare」に、利用企業が名所旧跡や店舗案内などの観光情報を登録。ユーザーが観光エリアでスマートフォン上の専用アプリからシステムにアクセスすると、システム側では端末の位置情報を基に、スマートフォンの地図上に観光情報を表示させたり、端末のカメラで捉えた風景と観光情報を重ねて表示させたりする。

 また、リモートからスマートフォンやタブレットを一元管理する「MDM」(Mobile Device Management)として、アイキューブドシステムズが開発・提供している「CLOMO」を実際に体験可能だ(写真2)。企業の機密情報を入れたスマートフォンやタブレット端末からの情報漏洩を防ぐための製品である。端末の状態やインストールされているアプリなどをパソコンで確認でき、任意のアプリを削除したり、端末にロックをかけたりできる。さらに、グループウエアとポータルを合わせたハイブリッド型製品「ナレジオン」をタブレット上で操作できるようにしている。

 このほかにも展示ブースで、TISが手がけるクラウドサービスなどの最新ソリューションを一通り紹介。加えてブース中央にはタリーズコーヒーの出張カウンターを設置。アンケートに回答したブース訪問者にコーヒーを振る舞うというサービスもある(写真3)。