写真1●ITpro EXPO 2011展示会場内の様子
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写真2●ITpro EXPO 2011の開会を宣言し、「ITpro EXPOステアリング・コミッティ宣言」を読み上げる日経BP社の桔梗原富夫コンピュータ・ネットワーク局長
写真2●ITpro EXPO 2011の開会を宣言し、「ITpro EXPOステアリング・コミッティ宣言」を読み上げる日経BP社の桔梗原富夫コンピュータ・ネットワーク局長
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 2011年10月12日、日経BP社が主催する企業向けICTソリューションの総合展示会「ITpro EXPO 2011」が東京ビッグサイト(東京・江東区)で開幕した(写真1)。3日間(12日~14日)にわたって開催される。

 ITpro EXPO 2011は、WebサイトおよびICT関連の雑誌(日経コンピュータなど合計9媒体)の協力の下、クロスメディアでコンテンツを展開している総合イベント。2011年8月から12月まで約100日間にわたって様々な情報を発信している。イベントの中核となるのが、東京ビッグサイトで始まった同展示会である。

 2008年にスタートし、今回で5回目の開催となる(2008年は春と秋の2回開催)同展示会には、292の企業や団体が出展。最新のICT機器やソリューションの展示およびデモを実施する。併催のセミナーでは、基調講演やパネル討論会、ICT企業のトップによる特別講演など合計199のセッションを用意している。

 展示会場では、通常の展示ゾーンに加えて「クラウドコンピューティング」「IT経営」「事業継続」「セキュリティ」「セールス&マーケティング」「ビジュアル・コミュニケーション」という六つのテーマイベントを実施。イベントごとに、来場者に対してそれぞれのテーマに沿った専門性の高い情報を提供できるように工夫を凝らしている。

 会場内に設けられたメインシアターでは、ITproや各専門雑誌の記者、話題の書籍の著者・翻訳者などが「名物記者のトレンド解説」「話題の書籍の著者が語る」などの講演を行う。そのほか、外部の識者やキーパーソンによる「キーテーマセッション」なども開催される。各日の午前10時からは、基調講演の同時中継も実施されるので、講演会場が満席の場合はぜひこちらに足を運んでほしい。

 セミナーなどが開催される会議棟のホールでは、初日の基調講演に先立つ形で日経BP社の桔梗原富夫コンピュータ・ネットワーク局長が登壇し、開会を宣言した(写真2)。

 桔梗原局長は、大手ユーザー企業6社のCIO(最高情報責任者)および主要なITベンダー8社の経営者によって2011年8月24日に採択された、震災後の新しい日本をITで描き、支える決意を表明する「ITpro EXPOステアリング・コミッティ宣言」を読み上げ、今回のITpro EXPO 2011がこのステアリング・コミッティ宣言を強く意識して展示やセミナーを構成していることなどを紹介した。