タブレット端末を利用した新システムの画面イメージ。図は契約内容を説明する画面(発表資料より引用)
タブレット端末を利用した新システムの画面イメージ。図は契約内容を説明する画面(発表資料より引用)
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契約時はタブレット端末の画面上で署名を行う(同)
契約時はタブレット端末の画面上で署名を行う(同)
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 三井住友海上火災保険は2011年10月11日、自動車保険と火災保険の契約手続きをタブレット端末で完結できる新しいシステムを開発し、11月上旬より利用開始すると発表した。端末として、Windows 7を搭載したタブレット端末(スレートPC)を活用する。

 特徴は、保険料の見積もり、契約内容の確認、契約時の署名など一連の手続きが、全てタブレット端末上で完結するところ。ネットワークに接続できないオフライン環境でも動作する。紙を一切使わないため、地球環境保護にも貢献する。

 Windows 7を搭載したタブレット端末を採用した理由としては、(1)セキュリティに優れていること(2)既存のアプリケーションがそのまま動作すること(3)導入のしやすさ――を挙げる。導入に当たっては、日本マイクロソフトの協力を得た。

 同社によると、タブレット端末を使用した保険契約手続きの開始は、損害保険業界では初めて。同社は今後、現在はノートパソコンを使用している代理店約1万店の募集人3万人に加え、従来パソコンを使用していなかった代理店にもWindows 7搭載タブレット端末の導入を推奨していくという。