スティーブ・ジョブズ氏が開発に携わった製品やサービスにおける最大の特徴は、その使いやすいユーザーインタフェースにあるといってよいだろう。ユーザーインタフェースコントロール製品の販売を通じて多くのユーザーインタフェースに携わるインフラジスティックス・ジャパンの東賢氏が、ジョブズ氏の死去に伴い「残した高いハードルをにらみながら、少しでも高く跳んで少しでも世界を美しくできるように、頑張っていきたい」とのコメントを寄せた。コメントの全文は以下の通り。


 突然、スティーブ・ジョブズがこの世を去ってしまいました。私のようにユーザーインタフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)に関わる者にとって、彼のビジョンと行動が示したものはあまりにも大きいものでした。パーソナルコンピュータ、MacとGUI、iPod/iTunes、そしてiPhone/iPadと、彼がこれまでの常識を覆して世界を変えるたびに私たちが超えるべきハードルはどんどん高くなり、成長を促されました。

 彼と同じ時代を生き、影響を受けることができ、私たちは本当に幸せだと思います。これから彼の残した高いハードルをにらみながら、少しでも高く跳んで少しでも世界を美しくできるように、頑張っていきたいと思います。生前から偉大な存在でしたが、本日この世界が彼に対して感じたことを、彼の作った相互に接続された世界を通して知ることで、彼がまさに伝説であり続けることを確信しました。

You are legend, Steve. You are insanely great, forever.

東賢氏は大手人材派遣会社の情報システム部門にて開発・運用を担当し、その後SIer一社を経てセカンドファクトリーに参加、多くの開発プロジェクトのプロジェクトマネージャ(PM)、コンサルテーションなどを手掛け、2011年よりインフラジスティックス・ジャパンにてUXサービス部門を担当している。UX/UI/RIA(Rich Intenet Applications)関連の講演、執筆など多数。Microsoft MVP(Windows Touch & Tablet PC)でもある。