写真1●米オラクルのスティーブ・ミランダ上級副社長
写真1●米オラクルのスティーブ・ミランダ上級副社長
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写真2●「Oracle Fusion Applications」の利用画面
写真2●「Oracle Fusion Applications」の利用画面
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写真3●さまざまなジャンルのビジネスアプリケーションが用意されている
写真3●さまざまなジャンルのビジネスアプリケーションが用意されている
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 2011年10月5日(米国時間)、Oracle OpenWorld 2011の4日目の基調講演で、米オラクルのアプリケーション開発部門を担当するスティーブ・ミランダ上級副社長(写真1)は、ビジネスアプリケーションスイート「Oracle Fusion Applications」(写真2)の本格提供を開始すると述べた。これまでは一部のユーザーに限定してきたが、一般顧客にも提供可能になったという。

 Oracle Fusion Applicationsは、さまざまなビジネスアプリケーションをSOA(サービス指向アーキテクチャ)基盤上にモジュールとして実装し、顧客企業が任意の組み合わせで導入できるのが特徴。財務管理や顧客関係管理(CRM)、プロダクト・ポートフォリオマネジメント(PPM)、人的資源管理(HCM)、サプライチェーンマネジメント(SCM)、GRC(ガバナンス/リスク/コンプライアンスの管理)、など多数のアプリケーションモジュールを揃える(写真3)。オンプレミス、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドといったITインフラで利用できる。
 
 オラクルは6年以上かけて同製品を開発し、一部のユーザー企業に先行提供してきた。そのフィードバックを基に改良を重ね今回、一般顧客企業への提供にこぎ着けた。