ソフトバンクモバイルの阿多親市 取締役専務執行役員 兼 CISO
ソフトバンクモバイルの阿多親市 取締役専務執行役員 兼 CISO
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 Oracle OpenWorld 2011(OOW2011)で2011年10月3日(米国時間)、CIO of the Yearの一人に選出されたソフトバンクモバイルの阿多親市 取締役専務執行役員 兼 CISO(写真)が、メディア向けQ&Aセッションに出席。同セッションの中で、グループ企業のソフトバンクテレコムが手がけるPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)「ホワイトクラウド エンタープライズ PaaS powered by Oracle」の正式版について「2011年12月から提供する」との計画を明らかにした。阿多氏はソフトバンクテレコムの取締役専務執行役員 兼 CISOも務めている。

 ホワイトクラウド エンタープライズ PaaS powered by Oracleは、オラクルのデータベース専用機「Oracle Exadata」などを使う法人向けPaaS。現在は一部のユーザー向けにベータ版を提供している。正式版の開始時期についてはこれまで「秋頃」としていたが、少々伸びて12月となった。その理由を阿多氏は「運用管理ソフトとしてOracle Enterprise Managerの最新版を採用したかったからだ」と説明する。

 ここで言う最新版とは、オラクルが10月3日に正式発表した「Oracle Enterprise Manager 12c」(EM12c)を指す。クラウド環境を効率的に管理するための機能を大幅に強化した製品で、阿多氏は「(EM12cは)安定していて拡張性も高いクラウドサービスを提供していくために必要不可欠だ」としている。