「レグザタブレット」を手に説明する、東芝の執行役上席常務でデジタルプロダクツ&サービス社社長の大角正明氏
「レグザタブレット」を手に説明する、東芝の執行役上席常務でデジタルプロダクツ&サービス社社長の大角正明氏
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発表した「レグザ」ブランドの3製品と、9月29日発表のノートパソコン「dynabook R631」シリーズと記念撮影する、大角氏(中央)
発表した「レグザ」ブランドの3製品と、9月29日発表のノートパソコン「dynabook R631」シリーズと記念撮影する、大角氏(中央)
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CEATEC JAPAN 2011の東芝ブースでは、今回発表の3製品のほか、「dynabook R631」や、同社が提唱する電力管理システム「スマートコミュニティ」などのコーナーがある
CEATEC JAPAN 2011の東芝ブースでは、今回発表の3製品のほか、「dynabook R631」や、同社が提唱する電力管理システム「スマートコミュニティ」などのコーナーがある
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 東芝は2011年10月3日、10月4~7日に幕張メッセ(千葉市)で開催されるITやデジタル技術の展示会「CEATEC JAPAN 2011」の東芝ブース(展示ホール3)において、REGZAブランドのタブレット端末を発表した。12月中旬から発売する。

 発表会では、東芝の執行役上席常務でデジタルプロダクツ&サービス社社長の大角正明氏が登壇。冒頭では「今年の4月にテレビとパソコンの事業を融合してデジタルプロダクツ&サービス社を創設した。テレビやパソコンの垣根を越えた新しい商品作りに取り組むため、この6カ月、真剣にやってきた。その成果をお見せしたい」と、力強く語った。特にタブレット端末では、dynabookで培った薄型化・軽量化の技術が役立ったと、事業統合の成果をアピールした。

 タブレット端末は、10.1型の「レグザタブレット AT700/35D」(実勢価格:約7万円)と7型の「同AT3S0/35D」(実勢価格:約5万円)の2製品。「レグザリンク・シェア」技術により、同社のブルーレイレコーダーで受信している放送中のテレビ番組を、ネットワークを介してタブレット端末で視聴できる。

 同時に、液晶テレビとブルーレイレコーダーも発表した。55型液晶テレビの「レグザ55X3」(実勢価格:約90万円)は、3840×2160ドットと、フルHDの4倍の画素数となる液晶パネルを採用。既存のフルHD画質の映像を「QFHD超解像技術」によって高精細にして表示する。また、表面にはレンチキュラーシートが貼ってあり、専用メガネを使うことなく3D映像を楽しむことができる。本体下部にあるカメラでユーザーの顔の位置を識別し、その場所で最適に見えるよう、3D映像を微調整する機能もある。同じ映像コンテンツでも、2D表示と3D表示を自在に切り替えることが可能だ。12月中旬から発売する。

 ブルーレイレコーダーの「レグザ-ブルーレイ」シリーズでは、上位機種として「レグザサーバーDBR-M190」(実勢価格:約20万円)、「同DBR-M180」(実勢価格:約15万円)というモデルを12月中旬より発売する。DBR-M190は、4TBの内蔵ハードディスクに6チャンネルの地デジ放送を15日分まるまる録画し、過去の録画番組から目的の番組を検索していつでも見ることができる。録画した番組を「レグザ」「レグザタブレット」およびスマートフォンに配信する機能などを搭載している。従来型のブルーレイレコーダー「DBR-Z160」(実勢価格:約11万円)、「DBR-Z150」(実勢価格:約9万円)も11月上旬から発売する。

 発表された3製品は、CEATEC JAPAN 2011の東芝ブースで展示される。