TISは2011年10月3日、オープンソースソフトウェア(OSS)の導入・保守サポートサービス「Tritis(トリティス)」を開始した。第一弾として「OTRS」「Hinemos」「DRBD」の3種を対象とする。

 「OTRS」は、ITIL(Information Technology Infrastructure Library)認証機関であるPinkVerifyで6プロセス認定を持つタスク管理システム。チケットと呼ぶ方法でタスクの状況を管理する。TISでは、OTRSの導入・保守サポートは日本初であるとしている。

 Hinemosは、NTTデータが開発し公開しているシステム管理ツール。TISはサポートサービスのオプションとして同社が開発した連携モジュール「OTRS for Hinemos」を提供し、Hinemosで検知した障害アラートをOTRSに自動連携する。また同じくTISが開発した「Independent Monitor for Hinemos」は検知の不要な障害アラートの出力を削減し、運用オペレータの検知ミスを防ぐという。

 DRBDは、ディスク上のデータをリアルタイムに複製するツールである。

 保守サポートサービスでは、平日の午前9時~午後5時のメールや電話による技術的な問い合わせ対応、問題解析と回避策の提示、バグのパッチ提供を行う。価格は、OTRS保守サポートが年間15万3000円(税別)から、Hinemos保守サポートが年間17万6000円(同)から、DRBD保守サポートが年間36万円(同)から。