アシストは2011年10月3日、米EnterpriseDBが開発したRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)の「Postgres Plus」を10月17日から販売開始すると発表した。国内では、サイオステクノロジーおよびコムテックと並ぶ3社目の1次販売代理店となる。価格は代理店共通で年額17万円(税別、以下同)から。アシストの販売目標は2012年度末までに50社。

 Postgres Plusは、オープンソース(OSS)のRDBMS「PostgreSQL」をエンジンとして採用しつつ、企業利用向けの機能群を追加したRDBMS。管理ツールや診断ツール、DB移行ツールなどのツール群と、サポートサービスを提供する。年額制のサブスクリプション(購読)ライセンスの形態を採用しており、機能やサポート対応時間に応じて4種類のライセンスを用意している。

 エディション構成は、上位版の「Advanced Server」と下位版の「Standard Server」の2つ。下位版では、簡易インストーラやDB管理ツール、ジョブスケジューラ、ストアドプロシージャを開発するPL/pgSQL向けのコードデバッガなどを搭載する。上位版では、Oracle Databaseからの移行を考慮して、Oracle Databaseとの互換性を高めているほか、DB移行ツールを備える。さらに、性能診断ツールやDBレプリケーション機能などを搭載する。

 ライセンス4種の概要と価格(年額)は以下の通り。いずれも、販売代理店で共通。(1)機能上位のAdvanced Serverは、CPU数無制限で24時間365日のサポートを受けられるプレミアムが75万円、CPUが2ソケットまででサポート時間が平日午前9時から午後5時のベーシックが33万円。(2)機能下位のStandard Serverは、プレミアムが50万円、ベーシックが17万円。