画面●SANsymphony-Vの管理画面
画面●SANsymphony-Vの管理画面
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 データコア・ソフトウェアは2011年10月3日、ストレージ仮想化ソフト「SANsymphony-V R8.1」に月額ライセンスを追加した。SANsymphony-Vは、同社の「ストレージハイパーバイザー」というコンセプトを実現するための製品。「ハードウエアに依存することなく、ストレージリソースを利用できるようにする」(同社の手塚弘章 副社長)ためのものだ。

 SANsymphony-Vを使うことで、複数のストレージ製品を仮想化し、ストレージプールが作れる。仮想マシンを含むサーバーに対しては、GUIを使ってストレージを割り当て、管理画面から利用率やパフォーマンスをモニタリングしながら、ストレージリソースの調整が柔軟に行える(画面)。ストレージを仮想化する機能はストレージベンダーも提供するが、「異なるメーカーや機種のストレージをまとめて仮想化できることが大きな違い」(セールス アカウント ディレクターの片山 崇氏)である。

 SANsymphony-V R8.1では従来、ストレージ容量に応じた5種類のライセンスを販売していたが今回、月額ライセンスを追加した。最小構成2ノード/20テラバイトのデータコアサーバー1セット当たりの価格は、月額51万2000円である。提供される主な機能は、仮想ディスクプール、高速キャッシュ、シンプロビジョニング、ストレージの自動階層化などである。