フィンランドのNokiaは現地時間2011年9月30日、モバイルプラットフォーム「Symbian」に関するアウトソース契約を米Accentureと締結したと発表した。2016年までSymbian関連のソフトウエア開発とサポートサービスをAccentureに委託する。

 NokiaはSymbianのアウトソース計画について今年4月に明らかにしていた。6月22日にAccentureとの最終合意を発表し(関連記事:NokiaとAccenture、Symbian開発のアウトソースで最終合意)、今回その手続きを完了した。これにともない、中国、フィンランド、インド、英国、米国の約2300人のNokia従業員がAccentureへ移籍する。

 またAccentureは傘下の技術サービス会社Avanadeと協力してNokiaに各種サービスを提供し、Nokiaが開発の主軸を米Microsoftのモバイルプラットフォーム「Windows Phone」へ移行するのを支援する。

 なお、Nokiaは4月にSymbianのアウトソース計画とあわせて、移籍従業員を含む約7000人の削減計画を発表したが、さらに製造部門を中心に3500人を削減する新たなリストラ策を9月29日に明らかにしている(関連記事:Nokia、製造部門を中心に新たに3500人を削減)。

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