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 米Microsoftは米国時間2011年9月27日、最新版モバイルプラットフォーム「Windows Phone 7.5」(開発コード名は「Mango」)のリリースを開始した。既存のWindows Phone端末に対するアップデートを順次提供し、4週間以内に98%のユーザーがアップデートを実行できるようにする。

 最初の週は既存ユーザーの10%を対象にアップデートを実施する。特に問題が無ければ2週目は約25%に拡大し、その後すべてのユーザーに向けて提供する。

 アップデートが可能になると端末にその旨を通知するメッセージが表示される。アップデートはWindows Phone端末をコンピュータに接続して行うが、コンピュータ側に最新の「Zune Software」(Windows対応)あるいは「Windows Phone 7 Connector」(Mac OS X対応)がインストールされている必要がある。Zune Softwareでは「Update Now」を、Windows Phone 7 Connectorでは「Install Updates」をクリックするとアップデートが実行される。

 同社サイトの「Where's My Phone Update?」では、アップデートの提供がどの範囲まで進んでいるか、進捗表を掲載している。

 また米AT&Tをはじめ、各国のキャリアがWindows Phone 7.5を搭載した新機種を今後数カ月かけて投入する。AT&Tは、台湾HTCの「HTC TITAN」と韓国Samsungの「Samsung Focus S」および「Samsung Focus Flash」を今秋リリースすることをすでに発表している(関連記事:AT&T、「Windows Phone Mango」搭載スマートフォン3機種を今秋投入)。またSamsungの「Omnia W」は10月末にイタリアで発売され、その後世界展開する予定(関連記事:SamsungがMango搭載スマートフォン「Omnia W」を10月末発売)。

 MicrosoftのWindows Phone部門プレジデントであるAndy Lees氏によれば、Windows Phone 7.5はより多くの国々でより多くのキャリアからより多くの価格帯で提供されるという。

[発表資料(プレスリリース)]
[発表資料(公式ブログ)]