米インテルが提唱する「Ultrabook」に準拠した13.3型モバイルノート「Aspire S3」
米インテルが提唱する「Ultrabook」に準拠した13.3型モバイルノート「Aspire S3」
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マンガを読むための端末として販促を図る7型Androidタブレット「ICONIA A100」
マンガを読むための端末として販促を図る7型Androidタブレット「ICONIA A100」
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 日本エイサーは2011年9月27日、パソコンの秋冬商戦向けモデルを発表した。米インテルが提唱する「Ultrabook」に準拠した13.3型液晶の薄型ノートパソコン「Aspire S3」や、Android 3.2を搭載した7型液晶のタブレット端末「ICONIA TAB A100」が注目される。

 Aspire S3は、きょう体の厚さが13.1~17.5mm、重さが1.4kgと薄型軽量のモバイルノート。240GBのSSDを内蔵した上位モデルと、320GBのHDDを内蔵した低価格モデルの2モデルを用意する。天板にアルミニウム合金を、パームレスト部にマグネシウム合金を採用。金属の質感を強調したデザインに仕上げた。

 スリープ/休止状態に移行する際にメモリーの内容を書き込むためのフラッシュメモリーを用意しており、これによりSSDモデル/HDDモデルのいずれでも、スリープからの復帰を1.5秒、休止状態からの復帰を6秒に短縮している。

 CPUはいずれも低消費電力版で、SSDモデルはCore i7-2637M(1.7GHz)、HDDモデルはCore i3-2367M(1.4GHz)。バッテリー駆動時間は、SSDモデルで7時間、HDDモデルで6時間。以下は2モデル共通で、メモリーは4GB。画面解像度は1366×768ドット。主なインタフェースは、USB 2.0×2、無線LAN(b/g/n)、Bluetooth 4.0+LE、HDMI、SDメモリーカードスロット。有線のLAN端子は非搭載。OSはWindows 7 Home Premium 64ビット版。予想実勢価格は、SSDモデルが15万円前後、HDDモデルが9万円前後。発売は11月中旬以降を見込む。

マンガ向きのタブレット端末

 ICONIA TAB A100は、「マンガを読むのに適したサイズのタブレット端末」というコンセプトで、「マンガロイド」という愛称を付けている。「鉄腕アトム」など手塚治虫の全集400巻の全作品を提供している電子書籍「手塚治虫マガジンCLUB」(月額1050円)の体験版をプリインストールし、最初の48時間は無料でアクセスして作品を閲覧できる。また、ダウンロードした作品は3話まで端末内のメモリーに蓄積可能。日本語入力アプリとして、ATOKを採用している。

 CPUはTegra 2(1GHz)、メモリーは1GB、内蔵SSD容量は16GB。microSDカードスロットを備えており、最大32GBのカードを使用可能。通信機能は無線LAN(b/g/n)とBluetooth 2.1で、3GやモバイルWiMAX、LTEなどの移動体通信サービスには対応しない。正面に200万画素、背面に500万画素のカメラモジュールを備える。バッテリー駆動時間は、動画再生時で5時間。本体サイズは幅117×奥行き195×厚さ13.1mm、重さは410g。きょう体色は青と赤の2種類。予想実勢価格は4万円前後。10月下旬以降の発売を見込む。