日立ソリューションズは、社内システムを携帯電話やスマートフォン(iOS/Android)からインターネット経由で利用できるようにするネットワークサービス「スマートフォン セキュアアクセスサービス」を2011年9月26日に提供開始する。価格は100ユーザーで月額8万9250円(税込)から。販売目標は2013年度に3億円。

 日立ソリューションズのITインフラ基盤サービス「SecureOnline」を介して、ユーザー企業の社内システムと、携帯電話/スマートフォンによるインターネット接続(Webアクセス)を仲介する。SecureOnline上で携帯電話/スマートフォン向けの画面を提供し、携帯端末から社内システムを操作できるようにする。

 サービスの利用に際して、社内システムを変更する必要はない。SecureOnline上の代理アクセスソフトなどが、専用線やVPNなどを介して社内システムにWebアクセスする。一方、携帯端末側では、Webブラウザーを利用して画面を操作する。別途、携帯端末からSecureOnlineにインターネットVPN接続するための専用アプリケーションをインストールしておく。

 用途に応じて、メールやスケジューラーなどのグループウエアを利用するための「メールアクセスサービス」と、任意のWebアプリケーションを携帯端末用にコンテンツ変換して利用するための「イントラアクセスサービス」の2種類のサービスを用意している。いずれのサービスであっても、専用のビューワーを用いてオフィス文書の閲覧/印刷ができる。

 メールアクセスサービスで利用できるアプリケーションは、以下の通り。メールアクセスは、POP3とSMTP。ファイルアクセスは、Windowsファイルサーバー。グループウエア(Webを介したメールとスケジュール/アドレス帳)は、Lotus Notes/Domino 6.5以降、Exchange Server 2003/2007。2011年10月上旬には、日立製作所のグループウエア「Groupmax Smartphone」も利用できるようになる。